2010年10月14日木曜日

パチンコ化していくソーシャルゲーム



「北斗の拳」ライセンス契約締結のお知らせ
私はこのニュースを目にし、「楽しみだな。」と思うと同時に
「まるでパチンコ業界のようだ。」と思った。
ドラゴンボール世代の私にとっては北斗の拳はマンガ・アニメというよりも
パチンコ・パチスロのイメージが強い。
近年のパチンコ業界で発表される新台はマンガ・アニメ・ドラマ・歌手など、
既存のコンテンツを利用したものが大多数を占め、パチンコ業界オリジナルものは少ない。

今後はソーシャルゲーム業界でもこのような動きが増えていくことが
予想されるが、パチンコとソーシャルゲームで大きく異なる点がある。
パチンコの場合、台を購入するクライアントはパチンコ店であり、
実際に遊ぶのはパチンコ店に来る客(エンドユーザー)である。
極端な話、エンドユーザーにどう評価されようが、
題材が良く話題性があればパチンコ店は台を買ってくれる。
例えばドラゴンボールやワンピースのパチンコが出たら、
パチンコをやる人はもちろん、最近離れていた人や
普段パチンコをやらない人も遊んでみたいと思うだろう。
となるとパチンコ店は黙っていても買う。
つまり、題材が良ければヒットは約束されている。
(内容が伴わないとリピートされないので大ヒットはないが)

ソーシャルゲームの場合、そう簡単にはいかない。
題材が良ければ初動は良いだろう。
インストール数も多く、それなりに売上も上がるかもしれない。
ただ、内容が伴わなければユーザーが離れるのも早いだろう。
これでは意味がない。
題材が良いとその分ユーザーの期待も大きくなるので
成功させるのは難しいかもしれない。

少し前にGREEの田中社長の発言佐々木俊尚氏の
ソーシャルゲーム評
により、パチンコとソーシャルゲームの
関連性が話題になりました。
ソーシャルゲームがパチンコ化していくというのは
大袈裟ですが、パチンコ業界から学べることは少ないくないと思います。



続いてランキングです。

まずはモバゲーのランキング。

あまり大きな変動はありません。
信長の野望が男性ランクで3位、全体で5位と大きく順位を上げています。
女性ランキングはなんと1位から9位まで1か月前とまったく同じです。
また、前回紹介したDeNAさんの新規タイトル共にランク入りしました。

次はGREEのランキングです。

TOP20のうち半分の10タイトルが恋愛ゲームと
その強さは先月と変わらず。
GREEはモバゲーやmixiと比較すると順位の変動が
激しいですね。これはオープン化されてから日が浅いことが
主要因かと思いますが、GREEユーザーは飽きっぽいという
可能性もありますね。そんな中、恋愛ゲームは安定している
ように感じます。


最後にmixiランキングです。

サンシャイン牧場が遂に陥落。
そしてまちつく!が1位になりました。
(週間UUベースのランキングのようです)
おめでとうございます!
更にずっと2位だった怪盗ロワイヤルが圏外に・・・
なぜかと思ったらmixiアプリの1番下に
「友人以外も参加するアプリ」というカテゴリーが
できていました。ランキングは以下の通り。
-----------------------
1位:怪盗ロワイヤル
2位:UTOPIA
3位:無限マラソン
4位:萌えCanちぇんじ!
5位:プリズンブレイカー
-----------------------
このランキングの下に「全てのアプリを見る(新着順)」
というリンクも追加されていました。
これにより新着アプリへの導線が多少良くなりましたね。


それではまた。