2010年3月26日金曜日

ソーシャルゲームランキング 2010/03/26付


今週のソーシャルゲームランキングの発表です!

■モバゲーランキング

順調にランクアップしていた「農園ホッコリーナ」と「ビストランテ」が
圏外となってしまいました。
これは緊急メンテナンスを行っていたことが原因かと思います。
来週はまたランキング上位に来ることが予想されます。
恋愛系は堅調ですね。恋愛ゲームというと運営者は女性が多いのかなと
思っていたのですが、ベクターさんは男性のみで運営しているそうです!
すごいなぁ。。。

ということで今週のランキングはあまり参考にならないかもしれません。
来週に注目ですね。


■mixiランキング

昨日、mixiアプリのトップページから「新着」がなくなりました。
その作業と関係しているかは分かりませんが、ランキングも
不安定でした。上位の「怪盗ロワイヤル」や「まちつく」などが
ランキングに表示されていない時間帯がありました。
本日確認したところ元に戻っていましたが、今後ランキングの表示方法も
変わるかもしれないので、頻繁にチェックしたいと思います。

さて、ランキングを見てみますと、今週も好調なのがキャバクラ系ですね。
会員の伸びが圧倒的です。

気になるのはやはり「ホシツク」です。
前回のランキングではサークル参加人数が減少していましたが、
今回は会員数が減少しています。アプリをわざわざ削除する人って
あまりいないと思うんですけどね。どうなんでしょう?
次回も要チェックです。

それではまた!

2010年3月19日金曜日

今週のソーシャルゲームランキング


今週はモバゲーランキングの更新が不定期だったので、
遅くなりました。申し訳ありません。

それでは早速モバゲーランキングから見ていきましょう。

■モバゲーランキング

「ビストランテ」が男性ランク14位から10位、
女性ランク5位から3位となり、全体ランクでも4位まで浮上してきました。
僕も研究がてら遊んでいたのですが、すっかりハマっています(笑)
ソーシャルゲームとしての完成度が非常に高く、ゲームバランスも良いです。
個人的には調理過程で画像が変化するところが素晴らしいなと思います。
ソーシャルゲームは単純なもので良いという意見が多いようですが、
今後、競争がどんどん激しくなる中で生き残るのは
「かゆいところに手が届く」サービス(ゲーム)だと思っています。

その他には「サムライ戦記」「ボテン君ですよ」「英雄になりたい!」が
順位を上げています。

続いてmixiランキングです。
■mixiランキング

TOP10はあまり変動がないのですが、「恋してキャバ嬢」と
「キャバウォーズ」がランクインしています。
キャバクラが2つかぁ。。。
mixiさんがどう思っているのか気になるところです。

コミュニティ増減数を見てみると減少しているサービスもあります。
「サンシャイン牧場」「牧場物語」「アニマルパラダイス」
「みんなの農園」とすべて牧場系です。
ユーザーはもう牧場系のゲームに飽きてきているのだと思います。

あと気になるのは「ホシツク」です。
順位をかなり落としていますし、会員増加数がTOP30の中で最低。
さらにモバゲーランキングの順位も下がり、
サークル参加数も2000以上減少しています。
来週以降の動きを見ないと何とも言えませんが、
ゲームとして衰退期に入った可能性も考えられますね。


話は変わって、昨日の「アプリやろうぜ!キックオフカンファレンス」は
残念ながら参加することができず、USTで見ていました。
その中でウノウの山田さんがおっしゃっていたことが印象的でした。

「僕でも遊べるゲームを作ろうと思った。」「ゲーム嫌いというわけではないです。」

この視点って重要だと思うんです。
僕の世代(アラサー)だとファミコン、ゲームボーイ、スーファミ、プレステ、
プレステ2まではゲームをしていたけど、
最近は遊んでない人が圧倒的に多いです。
社会人になり時間がないというのも要因としてあると思うのですが、
ゲームが複雑になりすぎているのも問題だと思います。

私自身、積みゲーになっているゲームが「デモンズソール」「バイオ5」「FF13」と
すべてPS3のソフトです。
映像はキレイでリアルですし、やり始めたら楽しいんだろうなとは思うのですが、
ゲームをやるのに気合が必要なんですよね。「よーし!やるか!」みたいな(笑)
そういう人って多いのではないでしょうか?

最近ゲームをしていない人=ゲームが嫌いではないと思うのです。
個人差や世代差はありますが、ファミコン、ゲームボーイ、スーファミ、
プレステの中に熱中したゲームがあったはずです。
こういうった人達に刺さるソーシャルゲームが
DeNAさんが求めている課金効率の良いゲームになるのではないでしょうか。

課金効率の良いゲーム=ARPUが高いゲーム

ARPUを上げるには、
課金するユーザーを増やすということよりも
課金する人の課金額をいかに上げる
が重要ではないかと考えています。

僕が想定する課金額が大きいユーザー層はこんな感じです。
--------------------------------------------------------
【男性】
30代前後で昔よくゲームをやっていた人
(ファミコン、ゲームボーイ、スーファミ、プレステ世代)

【女性】
20代以上独身で公式サイトを頻繁に利用する人
(電子書籍や恋愛ゲームなど)
--------------------------------------------------------

ランキングだけのつもりが長くなってしまいました。
以上です!!!

2010年3月15日月曜日

クレーム対応の重要性


今日はクレーム対応の重要性を再認識させられる1日でした。
対応次第で不満や怒りが帳消しになるどころか、逆に感謝されることもあります。
私が体験した出来事は以下のとおりです。

【ユーザー側での体験】筆者=ユーザー
①ボクシングの世界戦のチケットを購入(ユーザー
②注文内容を確認し、銀行振込(ユーザー
③送料分が振り込まれていないので再度振込をしてほしいというメールが来る。
運営者
④注文内容確認メールには送料は0円と記載されていた。
送料を支払うのは構わないが、振込手数料を負担するのが納得いかないという
内容のクレームメールを送信。(ユーザー
⑤すぐにメールの返信があり、送料を負担してくれるとのこと。(運営者

【運営者側での体験】筆者=運営者
①不具合があり、損をした分のポイントを補填してほしいというクレーム(ユーザー
②すぐにバグを修正し、ユーザーが希望するポイントの倍を付与する。(運営者

特にユーザー側の体験をしてみて感じたのですが、
・対応の早さ
・期待した以上の対応

により、不満や怒りがなくなり、感謝の気持ちが湧いてくるようです。

クレーム対応は嫌なもの。
ただし、対応次第ではユーザーとの信頼関係を強固なものにする
チャンスであるということ忘れないようにしたいです。
クレーム対応も含め、ユーザー本位のサービス作りをすれば、
必ずうまくいくかというと、そういうわけでもないから難しいですよね。
先週開催されていたGDC関連でこんな記事がありました。
<以下引用>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
長年コンソールゲームに携わってきたベテランのゲームデザイナーは、
既存のゲームとは異なるソーシャルゲームの事はユーザーに
聞けばいいのではないかと
提唱します。
ただし、聞くといっても直接の言葉ではないかもしれません。

ユーザーが何をしているかは常に耳を傾ける必要があると言います。
直接的な言葉にはならないユーザーの動向やログデータです。
データは嘘をつきません。

一方で、フォーラムなどに寄せられるユーザーの言葉にも
時々耳を傾けるのが良い。
ユーザーは、コアユーザー向けに改善する方法、
戦略的にユーザーにチャレンジを
与えるべきポイント、
既にある機能のマイナーアップデートのアイデア、

複雑さやリッチさを増す方法、については詳しいが、
ゲームのビジョンを定義する、幅広い市場にリーチする方法、
ゲームをもっとカジュアルにする方法、もっと遊びやすくエレガントにする方法、

については全く詳しくないので、それを踏まえた上で
意見はチョイスする必要がある。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
たしかにその通りなんです。
積極的に意見や要望をくれるのはヘビーユーザーです。
ということはその内容もヘビーユーザー向けのものになります。
あまりアクティブでないユーザーに遊んでもらう方法、
より多くの人に遊んでもらう方法ではないわけです。

ヘビーユーザー向けの機能をどんどん追加していったら、
DAUは減ってもARPUは上がるかもしれません。
逆により多くのユーザーに遊んでもらえるようなものを
目指したら、DAUは増えてもARPUは下がるかもしれません。
ということでどっちが良いとは言えないと思うのですが、
ソーシャルゲームの目指す方向は後者になるんですかね。

最後におまけです。
先日のmixiコミュニティ参加率を参考にし、
モバゲー想定会員数を再度算出してみました。
少しデータが古くなってしまいましたが気になる方はご覧ください。

(クリックで拡大します)

2010年3月11日木曜日

オリコン的ソーシャルゲームランキング開始!


「ソーシャルゲーム1タイトルの寿命は短い。」
「開始から3か月以内にピークを迎え、それ以降は衰退していく。」
という意見を持っている方もいるようですが、実際はどうなのでしょう?

個人的には工夫次第だと思っています。

そこで当ブログでは、毎週水曜日をオリコン的ソーシャルゲームランキング
発表の日とさせて頂くことにしました!!!
ランキングを比較することで、いろいろと見えてくることがあると思うのです。

【集計項目】
モバゲー:全体ランキング、男女別ランキング、公式サークル参加人数
mixi:ランキング、会員数、コミュニティ参加人数
※今週は初回なのでありませんが、来週からは各項目の増減も記載します。

それでは早速、「モバゲー週間ランキング」をご覧ください。

「農園ホッコリーナ」の勢いがスゴイですね。
「海賊トレジャー」を抜いて全体ランキング2位に浮上してきました。
また、「ビストランテ」もジワジワと順位を上げてきています。
「こいけん!」にも注目です。女性ランキングには入っていないにも関わらず、
全体ランキングで6位となっています。ARPUがかなり高そうです。

続いて「mixiランキング」です。

15位くらいまでは安定している感じですが、
それ以降はかなり変動が激しいようですね。
また、「幕末英雄伝」のコミュニティ数が一気に増えています。
確認してみたところ、トップページの目立つ位置にリンクが
設置されていました。やはり導線で参加率は大きく変わるようです。
会員数493,137人でTOP10入りしているのはすばらしいですし、
龍馬伝効果も期待でき、来週以降もっと順位を上げてくるのではと思っています。

こんな感じで毎週水曜日か木曜日にランキングを発表していきます。
次回はモバゲー公式サークル参加人数ランキングと想定会員数の
最新版をUPする予定です。

2010年3月7日日曜日

mixiアプリランキングとコミュニティ参加率


先日、mixiアプリのカテゴリから「ゲーム」がなくなりました。
それまでゲームに入っていたアプリの大半が「その他」に分類されています。
基準は分かりませんが、mixi側が求めているソーシャルゲームは、
「エンターテイメント」に分類されている
ものと考えて良さそうです。

今回は、mixiアプリランキング(モバイル)とコミュニティ参加率を
まとめてみました。

■mixiアプリランキングとコミュニティ参加率

(クリックすると拡大します)

コミュニティ参加率が最も高いのは「怪盗ロワイヤル」の5.4%。
最も低いのは「幕末英雄伝」の0.02%です。
ここではっきりしたことがあります。
参加率はコミュニティへの導線が大きいようです。
5%越えをしている「怪盗ロワイヤル」と「ようこそマイキッチン」の
コミュニティへのリンクはトップページ上部に
分かりやすく配置されていました。
一方、「幕末英雄伝」のコミュニティへのリンクは
ゲーム開始ページの下部にしかありませんでした。

ただ、導線だけでコミュニティ参加率が決まるわけではありません。
アクティブ率やジャンルによっても差が出ます。
例えば、「エヴァンゲリオンクイズ」のコミュニティへのリンク設置場所は
割と分かりやすいですが、参加率が0.2%しかありません。
このように継続性がないものや攻略要素がないものは当然参加率は低くなります。
また、女性が好むゲームの方が参加率が若干高いようです。

会員数に対してランキングが低いゲームはアクティブ率が下がっている
(ユーザーに飽きられてしまっている)と言えるでしょう。
当然のことですが、ユーザーに長く遊んでもらうためには、
定期的なイベントや機能追加などの工夫が必要です。

2010年3月2日火曜日

モバゲーランキングと公式サークル参加人数の比較


前回の記事では公式サークル参加人数から
想定の会員数を算出してみました。
モバゲー公式サークル参加人数ランキングと想定会員数
こちら、思った以上に反響がありました。ありがとうございます。
ところが、記事内容ではなく下記の表だけが出回っているようです(汗)
想定会員数一覧

記事には記載しておりますが、誤解のないよう申し上げますと、
ゲームごとに参加率が違うのは理解しています。
ところが、それを考慮すると想定の会員数を
算出するのが困難になりますので、一律で計算しました。
あくまで想定ですのでご了承ください。

個人的には公式サークルの参加率は、
・ゲームの盛り上がり度(アクティブ率)
・ゲームのジャンル(内容)
が大きく起因していると思います。


さて、ここからが本題です。
2月のモバゲー月間ランキングと公式サークル参加人数の
比較をしてみました。

■モバゲーランキングと公式サークル参加人数の比較

(クリックすると拡大します)


比較をして、いくつか気付いた点があります。

・全体ランキングは女性ランキングに近い
女性の方が課金する!?

・公式サークル参加ランクもどちらかと言えば
女性のモバゲーランクに近くなる

女性の方がサークル参加率が高い!?

・TOP5を狙うには性別関係なく受けるゲームにする必要がある
月間ランキングTOP5のうち4タイトルは男女ともにランクインしています。

・ターゲット(男性向け女性向けなど)を明確にすれば
会員数が少なくてもマネタイズできる。

例えばサークル参加ランクでは34位のスイーツコレクションですが、
女性ランキングで17位になっています。

・モンスタートラップはオープン化した後にリリースしていたら
 ランク入りできなかった可能性が高い。

怪盗ロワイヤル、海賊トレジャー、ホシツクはランキング上位をキープしているが、
モンスタートラップはすべてのランキングで圏外となっている。


これからますます競争が激化するソーシャルゲーム。
ゲーム業界からの参入も増えています。
コーエーさんも信長の野望をモバゲーで提供すると発表したばかりでしたが、
早くもティザーサイトをオープンし、事前登録を開始しました。
http://japan.gamespot.com/news/story/0,3800076565,20409526,00.htm?ref=rss

大手にしてはかなりフットワークが軽いなと思ったのですが、
これを本気でソーシャルゲームに取り組んでいると捉えるか、
逆にソーシャルゲームを軽んじているのかはゲームをやってみないと
分かりません。

最近、毎日のように「○○がソーシャルゲームに参入!」などのニュースを
耳にしますね。とりあえず儲かりそうだからという理由で参入すると
痛い目を見るかもしれません。

次回はゲームジャンルごとの盛り上がり度について調べる予定です。

モバゲー公式サークル参加人数ランキングと想定会員数


先日、株式会社ケイブさんのモバゲー向けソーシャルゲーム会員数が
100万人を突破したと発表がありました。

ケイブ、モバゲー向けゲームのユーザー数が100万人を突破

内訳が気になったので、公式サークルの人数から想定してみることにしました。

[公式サークル参加人数]
しろつく:37140人
ミニ四駆チャンピオンシップ:20968人
合計:58108人
公式サークル参加率:約5.8%
※数値は2/25(木)0:10頃のものです。

[公式サークル参加比率]
しろつく:約63.9%
ミニ四駆チャンピオンシップ:約36.1%

[想定会員数]
しろつく:約639,000人
ミニ四駆チャンピオンシップ:約361,000人

100万人ピッタリということはあり得ませんので、
あくまで想定ですが、内訳はだいたいこれくらいだと思います。

こうなってくると他サービスの会員数も気になってしまいますよね?
そこで、「公式サークル参加率:約5.8%」をヒントに
公式サークル参加人数TOP30のゲームの想定会員数を算出してみました。


■モバゲー公式サークル参加人数ランキングと想定会員数

(画像をクリックすると拡大されます)


想定会員数は「サークル参加人数÷想定サークル参加率」
算出していますので、参加率は少なくなればなるほど会員数は増加し、
逆に増えると会員数は減ります。
想定会員数を算出する上でキーとなるサークル参加率については
2つの仮説を立てました。

1,サークル参加率はゲームのアクティブ率と密接な関係がある。
(アクティブユーザーの半数近くがサークルに参加するのではないか?)

2,ゲームごとのサークル参加率にはそれほど差はない。
サークル参加率掲示板に書き込みをするモバゲー会員
(掲示板に書き込みをする人はモバゲー会員の5%前後?)

ゲームの盛り上がり度によって公式サークル参加率も当然変わってくると
考えるのが妥当であり、1の説が有力だと思います。
しかしながら、それを考慮すると計算が複雑になってしまうので、
仮説2を前提として計算をしています。
ですので、実際の数値に近いものもあれば大幅にズレているものも
あると思いますので、その点はご了承ください。

次回はモバゲー月間ランキングとサークル参加人数ランクの
比較でもしようと思います。